前向きな理由で辞める場合もある

 日本のビジネス業界では年功序列の考え方が変わり、かつてよりも転職が気軽に行われるようになりました。一つの職場で生涯に渡り働き続けるよりも、いくつかの職場を経験してスキルアップを目指す人が増えています。そのため、前向きな理由で仕事を辞めるビジネスマンは珍しくありません。

 システムエンジニアについても、仕事が嫌だから職場を辞めたいという理由だけでなく、前向きに将来の事を考えた転職理由が考えられます。勤務している職場には不満はないけれども、システムエンジニアとしてもっと上を目指したいという強い意志があるなら、転職を考える意味はあります。

 そこで職場を離れる前に、辞めたいと考えるようになった理由について、職場の上司や同僚に具体的に伝える必要があります。職場で何か問題があったのではないかと、周囲に誤解を与えるような辞め方は問題です。職場自体には不満はなく、自身のこれからのキャリアアップや人生を考えた末の決断であることを伝えれば、何ら問題はありません。
 転職時に説明を怠らずに関係者に対しきちんと事情を話すのは、社会人やビジネスマンとしての最低限のマナーです。良い関係を築いたまま転職ができれば、次の仕事でも前の仕事の人間関係が何らかの形で活かされるかもしれません。

 一方で同じ職場で働いてきたシステムエンジニアの同僚が、キャリアアップなどの理由で転職する場合もあり、その場合には快く送り出す姿勢が大切です。